「ハムレット」ステージサイドシート [國村隼様]
「ハムレット」。初日を観てから、心から消えず、頭から離れない日々でした。そして、どうにかしてあのステージサイドシートで観てみたいという欲求を抑えられず、無理矢理、昨日のソワレに行ってきました。
予めステージサイドシートは8列あるのですが、残席は最後列のみ。でも、まあいいや、と思い、駆けつけました。
初日は斜めから観ていた舞台を真横から観る形になるのですが、これが予想通り、いや、予想以上の美味しい場所でした。
ステージサイドシートは下手側に設置されているのですが、、クローディアスと亡霊の引っ込みがほとんど下手なので國村さんはこちらに引っ込んでいらっしゃると私のすぐ側の衝立の裏を通られるときには足音や息づかいさえ聞こえる、そして上手に立つているときは下手を向くことがとても多いのです。こっちを見ている…と勝手に舞い上がっていました。
初日には気がつかなかったのですが、前半の終了の間際には上手の役者さんの待機場所と下手のステージサイドシートだけに明かりがあたり、お互いが対峙する形になるのです。役者たちが闇の中に浮き上がる姿は本当に美しくて、吸い込まれるようでした。
初日はまだちょっと台詞を完全には自分のものにしていない感じがした内野ハムレットでしたが、昨夜は、かなりこなれて客席を魅了していました。でも、やはり、私はクローディアスさま・亡霊を見つめていたのですがね。國村さんも初日とはまた違う動きをされていましたね。
この舞台で初日でも感じたことですが、昨夜、観てはっきりわかったのはクローディアスという人物の解釈が今までと異なる大きな点があったことです。それはまあ、まだ、公演の前半でこれからご覧になる方もいらっしゃるのでここでは敢えて書きません。このことは一緒に観た人と話してみたいです。歌舞伎や能といった日本の古典でもその時の演出や演者によって 様々な解釈が見られるますが、「ハムレット」もそういうものなのですね。だから、何度もそして世界中で上演され続けられる戯曲なのでしょう。
今回の「ハムレット」も公演が進むつれてまたまたどんどん面白くなっていくのではないでしょうか。
とにかくまた熱病にかかっている私です。これは当分続くのです、嬉しいことに(笑)
あらすじしか知らない「ハムレット」
予備知識無しで初めてを観ようと思っていたのですが、観る前に予習がしたくなり、蜷川幸雄さんの「ハムレット」のDVDをポチッとしていました(笑)
私にもクローディアスの違いが解るかな・・・
「忍びの国」の前売り券特典のクリアファイルに國村さんのお姿もあるようです
「早く買いに行かねば!」と気が急いているところ
by 橘 (2017-04-16 09:56)
蜷川さんの「ハムレット」ですか。藤原竜也さんのハムレットで、平幹二朗さんがクローディアスをされたのでしたね。
演出も翻訳も違うので多分、全く、別のものと感じられると思いますよ。
私は映画の方をポチッとです(笑)
by ポケタン (2017-04-17 18:19)
昨晩DVDを観終わって時計を見たら22時30分
池袋でもちょうど終わり頃かな、とほんのちょっとした偶然が少し嬉しく
蜷川さんのハムレット、正直、難しすぎてついていけないのでは?と思いましたが、とても面白かった!
次!次は?と続きが気になるほど、引き込まれていました
登場人物と名前もしっかり頭に入り、準備万端!
観に行く楽しみが日毎に増してきました
改めて思い出す「ホイさんのハムレット」
「あ!この台詞だったのか!」と細かい部分がようやく理解できたので改めてもう一度観てみようと
八木田さんの「ハムレット論」も、聞きたいし
by 橘 (2017-04-23 09:48)
私も昨日23日の公演でステージサイドシートに座りました!
客席から見て一番奥の席だったので、國村さんの足音をすぐ近くで感じられました。
時間が経つにつれ、あっ!この足音は國村さんだ、とステージに現れる前に分かるようになりました。
暗闇で着替えるところも見えて、ちょっと得した気分でした。
S席よりちょっと値段はお得だけど、ひょっとしてそれ以上に価値があるのでは?と思いました。
生まれて初めてのシェークスピア作品。
ハムレット以外も台詞は長いのでしょうかね。
by やまっこ (2017-04-24 18:24)
やまっこさん。足音で國村さんとわかるなんてなんと素敵なことでしょう。でもそうなっちゃいますよね。
by ポケタン (2017-05-09 12:21)