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最近はまった名優 [映画]

 久し振りの更新です。本当は「追捕」の公開が2018年の2月9日に決まったとか、「鎌倉ものがたり」を観たことなどを書こうかと思ったのですが、最近、はまっていることにします。

 11月の初めに開かれた「しんゆり映画祭」で國村さんが韓国映画のことにふれていらっしゃいました。國村さんはいくつか観て印象に残った韓国映画の題名を上げていらしたのですが、その中ののひとつが「神様、こんにちは」という映画でした。國村さんが「アン・ソンギさんが出演されているいい映画だ」、とおっしゃるんだから観てみたいなあ、と思ったのですが、残念ながら現在は日本ではDVDが出ていなくて観ることができませんでした。そしてその映画の主演のアン・ソンギ(安聖基)さんという方がどういう方なのかも知らなかったので、ちょっと興味があって調べてみたらとんでもない韓国の名優の方。韓国では「国民俳優」と言われている方でした。それからこのアン・ソンギさんの映画を見始めたら止まらなくなって(笑)。1ヶ月ちょっとで12本。その中でもお気に入りの映画はDVDも買ってしまったというはまりかたです。アン・ソンギさんはドラマには全くといっていいほど出ていなくて映画一筋。現在、65歳ですが、芸歴60年。つまり、子役から出ているからだそうです。
 それからふと記憶を辿るとどこかでこのお名前を聞いたことがある気がする…フィルモグラフィーを見てわかりました。小栗康平監督の「眠る男」の拓次役をされたのがアン・ソンギさん。小栗康平監督の作品はやっと最近になってDVD化されたの再見できるようになりましたので、大好きな「泥の河」とともにゆっくり観てみようと思っています。
 アン・ソンギさんのことを書いた本も出ていました。それも岩波書店から。もちろん、買ってしまったのでこれもお正月の楽しみです。

アン・ソンギ――韓国「国民俳優」の肖像

アン・ソンギ――韓国「国民俳優」の肖像

  • 作者: 村山 俊夫
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2011/04/15
  • メディア: 単行本
もちろん、國村さんのことは忘れていませんが、素敵な俳優さんはどこの国の方でも素敵です。
アン・ソンギさん、来年公開の映画ではオダギリ・ジョーさんとも共演するらしいし、黒沢清監督と一緒に仕事をしてみたいと話されています。いつか黒沢清監督の映画で國村さんと共演なんていう夢ようなことが起こらないかなあ…。

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名画座 [映画]

 昔は名画座というところは映画の企画を立てて2本立てや3本立てで上映するところでしたが、最近は、ゲストを招いてのトークイベントなども盛んです。
 目黒シネマでは、園子温監督特集を現在やっていて「地獄でなぜ悪い」と「ヒミズ」の2本立て。本日は、「地獄…」の最終上映後に園監督が来場されたようです。
 またいつも刺激的な企画をだしてくる新文芸座は「気になる日本映画達<アイツラ>2013」と題して4月7日〜4月19日に怒濤の展開。「少年H」、「遺体 明日への十日間」、そして「地獄でなぜ悪い」も上映されます。
 神保町シアターは「ゴジラ映画総進撃」。
「ゴジラFINAL WARS」も上映されるます。
 三茶シネマには阪本順治監督が来るとのこと。えーっ、あの三茶シネマに。昭和を感じる映画館なのよ。しかし、よく考えてみたら、小倉昭和館だって名画座で、そこであの「北九州市民映画祭」が開かれているのだから、そんな不思議なことではないんですよね。
 シネマヴィーラ渋谷では4月26日〜5月16日に「岸田森特集」http://www.cinemavera.com/preview.php
映画館で「斜陽のおもかげ」や「斬る」を観られることなんか今後はないじゃないかと思うと、絶対、行きたい。
 
 もし私がどこかの映画館の企画担当だったら絶対、「國村隼特集」とか「國村隼映画祭」とかを企画しちゃうだろうな。そんでもって、御本人を呼んじゃう…ものすごい公私混同だ(笑)

タグ:日本映画
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映画っていいなあ [映画]

 ちょっと小倉の刺激が強過ぎてどうにも真人間になれない日々を送っているものです。
 昨年の周南で「ブッラクレイン」を映画館で観たときも、今回「笑う蛙」を観たときも思いましたが、やっぱり映画は映画館で観るのがいいなあと。
 ここのところちょっと洋画が続いています。「ヒッチコック」と「リンカーン」。
「ヒッチコック」はもちろん好きなアンソニー・ホプキンスが主演ということもありますが、ヒッチコックという監督が好きなんです。フランソワ・トリフォーがヒッチコックにインタビューした本がありますがこれは私にとってはバイブルです。でも、ヒッチコックという人はどうもハリウッドでは覚えが高くないようで、とうとう一度も監督賞のオスカーを受賞しなかったアカデミー賞の不思議のひとつと言われています。
 今度のこの「ヒッチコック」は、ヒッチコックが「サイコ」を撮っているときのことを妻のアルマとの問題を軸に描いています。
 そして「リンカーン」は、大統領に再選されたリンカーンが南北戦争の終結と奴隷解放のための合衆国憲法の修正案を下院で通過させるために心血をそそぐ姿を描いています。スピルバーグってときどきこういう映画を撮りたくなるらしく娯楽度はゼロ(笑)。しかし、2時間半を少しも長くは感じさせない良質のドラマでした。リンカーンを演じたダニエル・デイ・ルイスは本当に素晴らしかった。

 ファン友さんから「許されざる者」のミニ特集が載っていると教えていただいたTOHOシネマズで今日から販売しているシネマカルチャーマガジン「T」No21。
 メインは錦戸亮さん(笑)。「許されざる者」は渡辺謙さん、佐藤浩市さん、柄本明さんのインタビューはありましたが、國村さんのありません。でも今まではなかった刀を抜いているお写真があった(格好いい)ので私はいいかと。
 私にとって何が大事なのか?やっぱり國村隼さんという役者が大好き。それだけ。


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日本映画専門チャンネルBS255 [映画]

 ファン友さんから教えていただき録画しておいた日本映画専門チャンネルBS255(男優編)をやっと観ました。
あいうえお順で3月から5月までに放映予定の映画の中から登場する男優さんを255人ピックアップしていくというもの。1時間番組で國村さんは20分ぐらいたったところで「K-20怪人二十面相・伝」の泥棒指南のシーンで登場。いつ、どこで観ても素敵ですわ、ふふふ。
 ちょっと面白かったのは、「犬神家の一族」の1976年版と2006年版の同じシーンを続けて出していたところ。比べて観たくなりましたね。
 その他で登場する方たちもなかなかのラインナップなので楽しかったです。時代劇映画以外の方の主だったところはだいたい網羅していた感じでした。日本映画を走り抜けた今は亡き名優たち…森雅之さん、岸田森さん、成田三樹夫さん、優作さんそして雷蔵さん。ちゃんと脇役の方たちも押さえていてくれました。小沢栄太郎さん、山茶花究さん、柳永二郎さん…。
 そして今が旬の人たちはもちろん。そう、國村さんは旬なんです。

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イーリングコメディ [映画]

 残念ながら、昨夜の予測通り、三軒茶屋駅のドリトルの看板は今朝はなくなっていました。空白の枠が寂しい…。通勤の楽しみを奪われました(泣)
 
 ということで、今日は、珍しく、洋画ネタ。
 先週の金曜日の朝日の夕刊(連載)に出ていた三谷幸喜さんの「ありふれた生活」。「1人8役のギネスに興奮」という記事。ギネスって、アレック・ギネスのことだ!私は、アレック・ギネスが大好きで、昔、ニューヨークに行ってときに古本屋でろくに読めないアレック・ギネスの伝記と評論本(英語版)を買って喜んでいました。イギリスを代表する名優ですが、なにせ地味で、日本での公開映画も少ない。最近(と言っても昔)では「スターウォーズ」のオビ・ワン・ケノービですが、ギネス自身はあまり嬉しくなかったようですが。それと「戦争にかける橋」とか「アラビアのロレンス」。ともかく変装好きの凝り性の俳優なのですが、その中でも、極めつけはこの記事の中で三谷さんも観たがっていて、思わず買ってしまったという「カインド・ハート」。私もその伝記の中で写真付きで紹介されていて、ぜひ観たかったのですが、日本未公開。当時はビデオにもなっていなかったので、今回、ついにDVDになっていると書いてあるのを読んで早速注文…としようとしたのですが、Amazonでも、どこでも品切れ状態で、入荷待ち。仕方なく、もうひとつの「白衣の男」を注文し、届きました。
 アレクサンダー・マッケンドリックは「マダムと泥棒」(これも傑作)の監督でもあるので、すごく楽しみです。これら一連がイーリング(イギリスの映画会社)コメディと言われるもの。ほとんどがギネスが主演です。
 それにしても「カインド・ハート」はいつになったら観られるのか。TUTAYAで探してみようかなあ。

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「カモとねぎ」ほか [映画]

 今日が最終日の「谷口千吉監督特集」に行ってきました。場所は、ラピュタ阿佐ヶ谷。仕事が終わってから行くには、ちょっと、遠いのですが、谷口監督の「カモとねぎ」(1968年)がかかるので、見逃せません。なにせこの映画はDVDにもビデオにもなっていない。主演は、森雅之さん。詐欺師たちの話で、ひっかけられるのが、東野英治郎さんや山岡久乃さん。他にも高島忠夫さんや緑魔子さん、米朝師匠も軽薄な専務の役で出ています。しかし、なんと言っても森さんのお茶目な詐欺師。余裕たっぷりで、とても楽しそうに演じているのが嬉しい。遊び心満載のコメディで、私、好きなんです、この映画。
 先日は、「マンモスタワー」を観、今日(正確には昨日)は、「カモとねぎ」。森さんの演技を堪能した〜。
そう言えば、「狙撃」もついにDVD化されるらしいので、レンタルできるようになったら、早速、観なきゃ。森さんは、渋い殺し屋です。

 國村さんが出演されるという8月の「妖しき文豪怪談」についてNHKBSオンラインでも概要が出始めましたね。4回シリーズで、他の作品も面白そう。

http://www.nhk.or.jp/bs/genre/drama_7later.html


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ゴールデンウィークのCS映画 [映画]

 先日、取りあえずの5月の國村さん関係のドラマ・映画等々のことを書きましたが、ひとつ落としていました。
 5月5日(水)日本映画劇場「ゴジラ FINAL WARS」午後2時〜
 2003年の「ALIVE」に引き続いて2004年に出演された北村龍平監督の“賛否両論”のあった「ゴジラ」です。いろいろ言われているけれど、私は、結構、好きなんです。國村さんの小室少佐、格好いいんです。
 國村さんの映画以外にもゴールデンウイークは、CSなどでも、かなりいろんな日本映画をやります。ちょっと、注目は黒澤明監督の「姿三四郎 最長版」。今まで公開されていたものよりも13分も長いもの。戦時中にカットしたシーンを復元したそうなのだ。
 戦争中に作られた作品は、往々にして、この憂き目にあっている。でも、フィルムを保管していて、今の技術があるとそういうことも可能なのでしょう。以前に買った稲垣浩監督の「無法松の一生」は、戦争中と戦後(GHQ)にカットされた場面の一部をカメラマンの宮川一夫さんが保管してあって、それを復元したDVDが付いていました。音声がないのがちょっと残念だけど、戦時中にこの映画を観た人が、「あの場面がないなあ」と言っていた箇所だったので、貸して差し上げたら、たいそう懐かしがっていましたっけ。

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シネマの手帖 [映画]

 この間の火曜日は、20度近くまで上がった気温が、今日は、昼間でも4度。寒い一日でした。こう日は、温かいものを食べようかなあと思い、お正月にいただいて冷凍してあった鮭を使って粕汁を作りました。今日のお供は、福島県二本松のお酒の「大七」です。
 
シネマの手帖.jpg
少し頭を休めようと、先日買っておいた『暮しの手帖別冊 シネマの手帖(昭和篇)』を熟読。DVDで楽しめる250本の名作ガイドということで、洋画も邦画もほぼ名作と言われているものは網羅されていて、ひとつひとつの解説記事もポイントを押さえていて気楽に読めるもの。観たことがない映画もまあありましたが、だいたいは観ているので、観たときのことも思い出され、懐かしかったです。もちろん、リアルタイムで観たわけではありませんが。
 ちょうど、昨日、CSの日本映画劇場の成瀬巳喜男特集で「あにいもうと」と「浮雲」をやっていたので、録画をしましたが、「浮雲」なんてもう何回観ただろうか…。高峰秀子さんがいいのは当たり前ですが、抜群なのは、森雅之さんだなあ。女ったらしで、どうしようもない男なんだけど、絶対、下品にはならない。恋愛物からコメディまで、どんな役でもこなしてしまう不世出の俳優でしょう。まあ、森さんの話はとまらなくなるのでまたいつか。

 この雑誌の中で「脇役列伝」というミニ特集があり、数多いる名脇役の中から、執筆者の方の好みで5人の役者さんが選ばれていましたが、それが
上田吉二郎さん、浪花千栄子さん、山茶花究さん、菅井きんさん、そして私のご贔屓の原健策さんでした。
なかなかいい趣味しているじゃない、とひとりでうなずいています。
 これを読んでいて知ったのは、伊丹万作監督の昭和11年の作品「赤西蠣太」がDVD化されていないということ。「百萬両の壷」や「鴛鴦歌合戦」がなっているのに、不思議な話です。
 
 しかし、こう雑誌を読むのはあまりいいことではないなあ。また、amazonでDVDを注文しちゃったじゃない。
久々の洋画で、板尾創路さんも大好きだと言っていた「大脱走」です。面白いのです、この映画。
大脱走 (アルティメット・エディション) [DVD]
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イタリア映画 刑事 [映画]

 なんで今日の「行列48時間」がお休みなのかと思ったら、フィギュアスケートNHK杯のせいだったのですね。
 フィギュアスケートは、そんなに興味はないので録画をしていた映画を観ることに。
 いつもは日本映画のことが多いけれど、久し振りにNHKBSで「刑事」をやっていたので録っておきました。
 ああ、この映画何度観ただろうか。1959年のイタリア映画。監督は、この映画の主演もしているピエトロ・ジェルミ。映画音楽としても、有名なラストシーンでもよく知られている名作。アモーレ、アモーレ、アモーレ、アモーレ、ミイ〜ヨ。と何の意味だかもわからず、覚えてしまった。
 最初にこの映画を観て、ピエトロ・ジェルミの渋さと格好良さにしびれたのは…1974年に亡くなったのを覚えているんだから、中学生か…
 被害者の夫役の俳優が何度観ても、三國連太郎さんに見える。

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成瀬巳喜男監督「あらくれ」 [映画]

 HDDに録画してあった成瀬巳喜男監督の「あらくれ」を観ました。1957年の作品。主演は高峰秀子さん。成瀬監督と高峰秀子さんと言えば、「浮雲」ですが、この映画はその数年後のもの。
 時代は、大正初期。気が強く、男相手でも取っ組み合いの喧嘩をしてしまうお島(高峰秀子さん)。最初に嫁いだ酒屋の浅井(上原謙さん)とも大喧嘩をして、あげくに流産をしてしまい、地方の温泉宿・浜屋に預けられる。そこで、若旦那(森雅之さん)と親しくなるが、結核病の妻が療養先から戻ってくるというので、また、東京に、戻される。そして、東京で知り合った洋服の仕立て職人の小野田(加東大介さん)と店を持つが、店が大きくなると妾を持つようになった小野田に愛想を尽かして、別の道を歩んでいく。

 ストーリーだけを簡単に書くと、なんていうことのない話だけど、テンポの良さと役者さんたちのレベルの高さで小品ですが、とても面白かった。
 お島をとりまく男どもがともかく揃いも揃ってダメ男。
 上原謙さんの浅井は、ケチですごくいやな奴。一番、損な役だったかも。加東さんの小野田は、あまり働かなくて、ちょっと羽振りがよくなると妾をつくって、そこにお島に乗り込まれ、這々の体で逃げ出す始末。
 森さんの浜屋の旦那は、気が弱く、おまけに病弱。でも、お島が一番愛していたのはこの人。
 他に志村喬さん、宮口精二さん、東野英治郎さん、岸輝子さん、沢村貞子さんなどが出演。オーバーな演技ではなく、自然なやりとりが映画を引き締めています。
 それとロケとセットだとは思うけれど、時代背景が端的に出ていて、味わい深いものにしています。

 森雅之さんは「浮雲」とは、また異なる面を見せていて、本当に上手い方です。ちょっと、かすれたような声がまた魅力的。
 森さんのことを書き出すと長くなるので、また後日。

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