アラカンとバンツマ [時代劇]
助け人走る [時代劇]
舞台は化政時代の江戸。そこに“助け人”として生計を立てている二人の男。一人は酒を愛する陽気な浪人・中山文十郎(田村高廣さん)。妹・しのと二人暮らし。もう一人は坊主頭の武士くずれ・辻平内(中谷一郎さん)。別居中の妻・綾との間に一子がいる。“助け人”とは、今で言う人材派遣業で、彼らの行う仕事は、犬の世話、ゴミ拾い、溝掃除、と大の男がやるにしては冴えないものばかり。しかし、それらはあくまで表向きの助け仕事。助け人の棟梁は、その昔、義賊として名を馳せ、現在は大工を営む“幻の清兵衛”(山村聰さん)で、彼は表沙汰にできない裏の助け仕事も引き受けるのである。
文十郎は、普段は、だれーとして寝転がってお酒を飲んでいることが多い。「兜割り」という小刀を愛用していて、主にとどめを刺すときに使うことが多い。
平内さんは、女好き。武器は、キセル。とどめを刺すまえに一服吸うのがおきまり。
御宿かわせみ 江戸は雪 [時代劇]
大雪に見舞われた江戸。かわせみで、神奈川で宿屋をやっているはとり屋喜兵衛(織本順吉さん)の50両が紛失した。その50両は、娘のきよの縁談が破談になったため先方に返すための結納金。そして別の部屋に泊まっていた佐吉(河原崎健三さん)の荷物から50両がでてきて、疑いが佐吉にかかる。佐吉はこれを博打でもうけた金だと主張するが…
佐吉の身元引き受け人の芝・金杉橋でそば屋をやっている伊勢屋仙八(小澤栄太郎さん)を訪ねた東吾(小野寺昭さん)とるい(真野響子さん)は、仙八から佐吉の生い立ちや江戸払いになったいきさつなどをきく。そして仙八から「地獄の底までもお前のことを信じている」という言葉を佐吉に伝えて欲しいと頼まれる。
そして喜兵衛が失ったという50両、実は…
斬り合いも殺人も起こらない、心が温かくなる結末。
なんと言っても、この回は、伊勢屋仙八の小澤栄太郎さんです。佐吉への思いやりの深さや人としての温かさをひとつひとつ実に丁寧な台詞で表し、ともかく自然です。上手すぎる。
御宿かわせみ [時代劇]
父子鷹 [時代劇]
殺陣 [時代劇]
そろそろ國村さんに気持ちを戻さねばと思いながら、youtubeで昔の鬼平を観たり、古い時代劇のDVDを観たりしています。人情物なども好きなのですが、やはり、時代劇の華は、殺陣だ~。
アラカンさんや月形龍之介さんのようにはいかなくても、それなりに昔の方々はみんな上手。
私が上手いなあと感心したのは、鬼平で佐嶋忠介役をなさっていた高橋悦史さん。残念ながら2002年に亡くなってしまいましたが、新劇出身の方なのに型がきまっていました。
それから、これも鬼平のレギュラーの沢田小平次役の真田健一郎さん。この方は、新国劇出身とのことなので、上手いのは当たり前と言えば当たり前なのだが、太刀さばきや動きが明らかに他の人とは違う。険の達人・沢田小平次役はこの人以外には考えられない。来週の鬼平でも注目したい、と思っていたですが、今日知ったショックなことが…
真田健一郎さんは、昨年の12月に亡くなったとのこと。享年72歳。遺作は「鬼平犯科張 引き込み女」。
佐嶋忠介とともに沢田小平次も永久欠番になるのか…
ご冥福をお祈りしたいと思います。