「十一ぴきのネコ」を観た話 [國村隼様]
昨夜から降っていた雨が朝になったら雪になっていました。乾燥しきっていたのでいいお湿りですが、寒い…
演劇界では今年、井上ひさし生誕77フェスティバル2012というのが1月から行われていて、井上さんの戯曲のなかでも最近あまり上演されていないものを中心に1ヶ月1本でいろいろなところで12本上演されます。
その第1弾として1971年に井上さんが書いた「十一ぴきのネコ」を新宿のサザンシアターで観てきました。副題に「子どもとその付添いのためのミュージカル」とあります。
その第1弾として1971年に井上さんが書いた「十一ぴきのネコ」を新宿のサザンシアターで観てきました。副題に「子どもとその付添いのためのミュージカル」とあります。
馬場のぼるさんの絵本が元ですが、戯曲には2ヴァージョンあります。どちらもラストは絵本にはない、かなり衝撃的なもの。演出家の長塚圭史さんが採用した今回は、こまつ座版ではなく、初演から長らく上演されていたテアトロ・エコー版でした。このヴァージョンはセリフがかなり時事的な要素が多くて、三島由紀夫の切腹、ベトナム戦争などがでてきますが、歌と楽しい地口的なセリフがちりばめられたものです。音楽は宇野誠一郎さん。あの「ひょっこりひょうたん島」や「ムーミン」の方です。
主役で他のネコを引き連れて旅に出るリーダー格のにゃん太郎を北村有起哉さんが演じました。開演前から客席やロビーにネコたちがうろうろして、劇場全体を使ったアンサンブルもいい面白く、でもシュールな舞台でした。ラストを知らずに楽しく観ていたお隣のお客さんはびっくりして涙ぐんでいました。
このにゃん太郎を昔、國村さんが演じられたのかと思って観ていたら、また別の意味で感慨深いものがありました。
それにしても今年の1月の私の芝居鑑賞はネコずいています。私には「キャッツ」よりは性にあっているなあ。
ところで先日、NHKのネットクラブから平清盛スタジオ見学ツアー募集というお知らせがきました。26日の13時半から。参加人数は10組20名。平日だけどどうかなあと応募してみました。ははは、見事にはずれました〜。ちなみに応募件数は2865件だったそうです。そんなん当たるかい!
タグ:十一ぴきのネコ
キャストさん達、皆さん猫耳付けてるんですか?
キャッツのイメージなのかなぁ…。
北村さんの声に最近ときめいていますが、にゃん太郎っていい声の人がする役なのかしら。
カッコいい役なんですか?
スタジオパーク見学はバックヤードにも入れるので行きたかったんですが、そんなに応募数が!
どうせ東京なので行けないんですけどね(笑)
by おいちん (2012-01-20 22:40)
いえ、耳はつけていなかったような気がします。少なくとも、にゃん太郎の北村さんは。にゃん太郎はみんなをひっぱるリーダーで、カッコいいですよ。最後死んじゃうんだけど…。
by ポケタン (2012-01-21 21:05)