志ん輔三夜の初日 [落語]
今年もあるのです、志ん輔師匠の三夜連続独演会。ただ、私は諸事情により昨夜の初日のみの参加となりました。
演目は、「掛け取り」と「お直し」。「掛け取り」は圓生師匠の得意演目でした。大晦日に掛け取りに来る人たちをその人たちが好きなもので相手にし、追い返してしまうというもの。狂歌、義太夫、芝居、新内、三河万歳と続くのですが、それがどれも相手を唸らせるぐらいにできないとだめ、というある種の芸が必要な演目なのです。難易度高いのよ〜。圓生師匠は、もともとが義太夫語りの方だっただけに楽々とこなしていたのを1度だけ高座で聞いたことがあります。志ん輔師匠も得意演目になりつつある感があります。
「お直し」は吉原を舞台にしたかなり悲惨な噺だけど、それをどのぐらいねちねちしないで聞かせるかが腕の見せ所。今回もいろいろな工夫をしていました。きっと試行錯誤は続くのであろうという演目の一つです。
志ん朝師匠が亡くなって10年。ちょっと、その呪縛から抜け出せそうな気がしているそうです。来年からは新たに圓朝の「真景累ケ淵」を4年掛かりぐらいで全編に挑むとのこと。付き合ってみようという気持ちになりました。楽しみです。
朱雀家をまとめて保存いただきありがとうございます。
貴重な観劇記録、読み返すとあの日のあの時間がよみがえりますね。
テーブルの朱雀の絵でしょうか。
朱雀家の滅亡レポートにふさわしい素敵な絵。
by 猫 (2011-11-15 12:47)
もう少し、工夫をしてみようかとも思っています。ただなかなか時間がとれなくて…。
>テーブルの朱雀の絵でしょうか。
いえ、違いますが、朱雀の絵ではあります。ちょっと入れてみました。
by ポケタン (2011-11-16 16:26)