國村さん、トリプル公開デー [國村隼様]
まず舞台挨拶付きの「メモリーズ・コーナー」からのスタートでした。話によると結構な競争率だったそうで、六本木の他に急遽、新宿が追加されたんですものね。劇場について周りを見回すとほぼ９割女性。まあ、西島さんと阿部さんが来るんだから当たり前ですね。それぞれのファンの方たちがかたまりで集結していて、私たちも端から見るとあんな風に見えるのかなあ…などと思ってしまいました。
「メモリーズ・コーナー」という題名の意味がはっきりわかりました。美しい映像で、特にラストに近い影のシーンは本当に印象に残るシーンで、日本人の気持ちに寄り添い、そして決して悲惨なものでなく、魂の甦りを感じることができるいい映画でした。ただ、パンフレットには不満が残ります。國村さんの写真がなし。チラシの方が充実（私的）しているよ、これじゃあ。
國村さんの役は、震災被害者のケアに心を尽くしているセンターのボランティアリーダーです。ツィッターでもつぶやきましたが、こんなに映画の中で國村さんの本格的な英語を聞いたのは初めてです。英語の発音には詳しくはありませんが、私的には素敵。舞台挨拶が上映後のマスコミが入らないものだったせいで、かなりネタバレっぽい話が多く、楽しかったです。この中でも阿部さんは英語、西島さんはフランス語に苦労されたようですが、國村さんは楽勝だったみたいですね。「バルトの楽園」のドイツ語、「セラフィムの夜」の韓国語といい、國村さんはどれだけ外国語も堪能なんだ！
さて、2本目は有楽町スバル座で「遺体 明日への十日間」。かなり満席に近い入りでした。派手なこともない初日上映でのこの入りは関係者でなくともちょっとほっとしました。こういう映画はやはり多くの人に観てもらいたい。パンフレットによると、根本のものは別としても細かいセリフなどはかなり役者さんのイメージにまかしていたようですが、いいまとまりをもったこのきびしく、つらいテーマをきちんと自然に表現していました。特に國村さんのシーンは贔屓目ではなく素晴らしい。この住職の役は國村さんでなくてはならなかった、というのを改めて感じました。この読経のシーンのためにももう一度観なければと思っています。今度は、新宿バルト９で。バルト９で「遺体」を観られてファン友さんよると「地獄でなぜ悪い」のあのへんちくりんな歌の予告が流れたそうですから。
「横道世之介」は来週に観に行く予定です。さすがに3本は無理でした。
しかし、「遺体」の印象を引きずりながら夕食に向かうのがちょっときつくて、神保町にまわってミロンガでアルゼンチンタンゴを聞きながらコーヒーを飲んでからファン友さんとの夕食への場所へ。18時の待ち合わせだったのですが、少し早めの17時45分ぐらいに行くと、すでにファン友さんはいらしていたのですが、直前になんと彼女の前を國村さんが通り過ぎたとのこと。羨ましいと同時にお声はかけられなかったという気持ちも痛いほどわかる。その後、気がつけば４時間に渡りの國村さんファントークにあけくれ、楽しい日となりました。
でも「横道」も観たら、またあの脱力感と腑抜け感がくるのでしょう…。
大変遅くなりましたが、ブログ5周年おめでとうございます。
「メモリーズ・コーナー」のパンフ、びっくりですよね。
頑張ってDVD化していただきたいです。
2.23 映画3作鑑賞マラソン完走しました。
私は言葉をもっているはずなのに、言葉が出てこなくなるシーンが
何度もあり、死者との対話について考えてしまいました。
完走の感想は「次は誰もなくならない映画をみよう」えーっ(笑）
「横道世之介」、楽しんで来てくださいね。
最初の方で、國村さんは出ていらっしゃらないのですが、勝手に
組長っぽいお父様を想像して、すごくウケてしまいました。
ちなみに、吉田修一さんが連載されているＡＮＡの機内誌「翼の
王国」2月号で「横道世之介」を取り上げてらっしゃいますが、
國村さんについてのお話はございませんでした。
by NO NAME (2013-02-24 13:02)
↓ 失礼いたしました。私のコメントです。
by キュレム (2013-02-24 13:04)
キュレムさん、どうもありがとうございます。ぽつぽつ続けていければいいなと思っています。
2.23、3本鑑賞、お疲れさまでした。こうことはめったにありませんものね。2本でもちょっときつかったです。でもいい映画だったので不思議に疲れはなかったですね。「横道世之介」観るのが楽しみです。評判もいいみたいですね。今はなるべく感想は読まないことにしています。先入観なしで観たいので。
by ポケタン (2013-02-24 20:48)