舞台

　私は、國村さんの舞台は残念ながら拝見していません。
　昨年の「混じり合うこと、消えること」も「エレンディラ」の時も仕事の都合で断念したのを今でも後悔しています。無理すれば行かれないこともなかったのに。
　「ふたたびの恋」は近々どうにかDVDで見る機会がありそうなのですが。
　で、いろいろ調べていたら、2001年に「三人姉妹」にご出演だったのですね。それもヴェルシーニンの役で。マーシャは、室井滋さん。このおふたり舞台でも共演していたなんて、ちょっと驚きでした。
　「三人姉妹」は、父の赴任地である地方で過ごしているオーリガ、マーシャ、イリーナの三姉妹が、父の死後、モスクワに行くことを唯一の夢とし、仕事や家族、そして恋愛に悩み、それを乗り越えていくチェーホフの戯曲。
　ヴェルシーニンは、そんな彼女らの前にモスクワからやって来て、次女のマーシャの心をとらえる陸軍中佐。ヴェルシーニンは、常に自分の家族（妻と二人の娘）に対して不満をこぼしながら、決して、それを捨てることができない。マーシャにも夫がいて、ただ、マーシャはその夫に退屈さを感じ、知的で哲学的な言葉をはくヴェルシーニンに強く惹かれていく。そう、ヴェルシーニンは、颯爽と現れ、去って行く役なのです。思わず、國村さんと室井さんを頭においてうちにある「三人姉妹」を読み直してしまいました。
　でも、舞台は映像と違って、生もの。いくら映像で残っていたとしても、その場の空気や臨場感はそこを逃してしまったら、２度と味わうことはできません。
　お忙しい國村さんのだからたいへんかもしれないけれど、舞台でもどんどんご活躍していただきたいと思います。
　今度はどんなことがあっても行きますから。

追記…全然関係ありませんが、こんな記事をみつけたので
　　　http://www.nhk.or.jp/fm/40th/special/20090212.html
　

コメント 3

私は「エレンディラ」と「混じり合うこと、消えること」は幸運にも観ることが出来ました。でもそれ以前の作品は全くです。
舞台は・・・時間と予算が折り合わないと観に行けないですものね。特に地方在住者は（泣）。
たまたま２年連続して舞台にご出演された國村さんですが、ラジオで「・・・舞台はオリンピック程度の周期で・・・」なんて仰っていましたが、それでは寂しいですよね～もっとお願いしたいです。
by (V)^l^(V) (2009-05-20 23:13) 

　　私も「エレンディラ」と「混じり合うこと、消えること」を見ました。
　　「混じり合うこと、消えること」はなんとバルタンさんと同じ日に同じ舞台を見ていました。（後からわかったのですが）
　　「3人姉妹」はＤＶＤもないのでしょうか。
　　次は発言どおり２～３年先かも知れませんが、今から心待ちです。
　　
by 猫　 (2009-05-21 11:08) 

　舞台は、稽古などを含めると２ヶ月はかかりますからね。きちんと役と向き合う國村さんのことだから、どうしてもそれぐらいの周期になってしまうのかもしれません。
いろいろ調べましたが「三人姉妹」のDVDはないようですね。
by ポケタン (2009-05-21 20:42)