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あれ、なんだっけ? [國村隼様]

 2000年の緒方明監督の「独立少年合唱団」は、意識不明だった、主人公・柳田道夫(伊藤淳史さん)の父が死ぬ直前に起き上がって吐くこの言葉で始まります。
 
 時は、1970年代の最初の頃。母も幼くして亡くし、今、父も亡くした道夫は、全寮制の中学・独立学院に入ることになる。吃りを気にして、人との接触にも臆病になっていた道夫は、そこで美しい声の持ち主伊藤康夫(藤間宇宙さん)に出会い、彼を通して、合唱の指導をしている清野(香川照之さん)とも知り合い、その合唱団に入団する。康夫との友情、合唱への情熱で自信が出て来た道夫は、だんだん、普段のときでも普通に話すことができるようなっていく。
 しかし、ある日、変声期のために声が出なくってしまった康夫は、自分の声の代わりになって欲しいと道夫に頼み、コンクール出場に邁進するが、結果は3位。大きな挫折感を抱いた康夫、清野のトラックを運転して事故を起こし、死んでしまう。死の直前に康夫の頭に浮かんだのは、コンクールで道夫たちとともに歌う自分の姿だった。

 というような少年の友情と美しい音楽が随所にあふれるいい映画でした。脇に光石研さんや泉谷しげるさん、そして、岡本喜八監督が学院長でご出演。香川照之さんもすごくよかった。
 で、肝心の國村さんは…
 
 このブログのタイトルの言葉を吐いて死んでしまう道夫の父・柳田時雄。オープニングクレジットの前に死んじゃいます。でも、おそらく、この映画を見た人は、道夫と同じようにこの言葉が強烈な印象として残ると思います。

 借りて来たビデオに「五条霊戦記」の予告編が入っていました。いきなり、國村さんの朱雀法眼だ〜。その直後にこの映画でのご登場。やっぱり、別人としか思えん。

タグ:國村隼
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コメント 6

(V)^l^(V)

これまた、存じ上げない作品でした。
ご登場は少なそうですが、印象深そうですね。

「五条霊戦記」すらまだ見ていないので・・・どんどんお勉強に励まないと!
by (V)^l^(V) (2009-06-14 19:26) 

猫

「独立少年合唱団」見たことありません。
 冒頭で亡くなるんですか?
 この他にも「走らなあかん 夜明けまで」「GAMA 月桃の花」「通称ピスケン」「合い言葉は勇気」「忠臣蔵1/47」「富江 最終章 ~禁断の果実~」「浪商のヤマモトじゃ! 喧嘩野球編」「恋するベトナム ~縦断1800kmの旅物語~」「死亡推定時刻」など見たことがありません。
 もっと見たことないのがありますが…
 見たいものです!
by 猫 (2009-06-15 10:54) 

ポケタン

ええ、冒頭からずっと昏睡状態で、セリフは死ぬ間際のこれだけです。でも、クレジットでは、トメ前でしたたから、乞われてのご出演だんのでは(勝手な想像ですが)。
「通称ビスケン」というのは知らないのですが、いつ頃の作品ですか?
by ポケタン (2009-06-15 23:12) 

おいちん

「通称!ピスケン」は96年の東映作品です。
ピスケンとはピストルの健太の略(笑)
東映で相川翔…どんな作品かはこれでわかりますね(^^ゞ
これにも麿赤兒さんが…。

「独立少年合唱団」私も見たことがありません。
冒頭ですぐ亡くなるなんて…「39・刑法第三十九条」みたいに老人っていう事ではないんですか?
by おいちん (2009-06-16 00:40) 

ポケタン

「通称ピスケン」について、ありがとうございました。わかりました。
おいちいんさんは、ご覧になったことがありますか?

「独立少年合唱団」の國村さんは、老人ではありません。当時の実年齢相当でしょうか。45歳ぐらい?
でも、死ぬところは、むっくり起き上がって…このセリフ。
私は、「39・刑法三十九条」はまだ観ていません。老人なんですか…
by ポケタン (2009-06-16 11:25) 

おいちん

結構前に深夜にやってたのを見ました。
WOWOWか地上波かさえ覚えていない状態ですが、
何週か続けて哀川翔特集みたいのをやっていて、その中の一つでした。
ただその当時は國村さんのことは知らなかったので、全く記憶にありません。
(今考えるともったいないですね!)
内容も…いわゆるチンピラものはあまり好きじゃないので、最後まで見なかったかも。全然記憶に無~い(笑)
「ゼブラーマン」は好きなんですけどね。

「39」は老人というかそれ風。
堤真一さんの父親役で病気で亡くなるのですが、総白髪で一見國村さんとはわかりません。
あまりはっきり映らないし。(声もほとんどうめき声)
私は堤さんが好きなので見ましたが、國村さん目当てだけで見るにはちとキツイ(笑)
とことん暗いしね。(虐待シーンもあるので)

by おいちん (2009-06-16 14:35) 

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