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落語会3連発 [落語]

 初日の昨日は、今年3回目の神楽坂のシアターイワトでの寄席でした。メインは志ん輔師匠です。

「紙屑屋」と「お直し」をたっぷり聞かせてもらいました。

「紙屑屋」は、放蕩が過ぎた若旦那が紙屑屋に仕事に行かされて、そこの屑の中からあらゆる物を見つけ出しては、芸を披露するという噺。噺家さんの持っている芸(笛や義太夫など)が発揮できる噺です。

「お直し」は、古今亭のお家芸的な吉原での噺。吉原の大店に勤めている若い衆と花魁が夫婦になって働いていたが、その店をしくじり「けころ」という下流店を商うことになる。しかし、女房が仕事のためとはいえ、客をとる姿にどうにもがまんができなくなった亭主は、女房に自分の所業を詫びる、という古今亭志ん生が得意としていた噺。昨日の志ん輔さんには一種の殺気さえ感じるようないい出来でした。

 終演がかなり遅くなったのですが、なにせ神楽坂という場所。おまけにいい出来の噺を聴いた後ではただでは帰れませんので、その後は美味しいお酒をいただきました。帰宅したのは…まっ、いいか。

 さて、今日の中日は、渋谷で開かれた「渋谷繁昌亭」。ホテルの大宴会場での会ということなので、どうかなあと思っていましたが、かなり面白かったです。

 繁昌亭というのでお気づきかと思いますが、主催は上方落語協会。

笑福亭銀瓶さん「七段目」、桂小春團治さん「くしゃみ講釈」、そして桂春團治さん「祝い熨斗」に東京から柳家喬太郎さん「小言幸兵衛」にトリは、桂三枝さんの「赤とんぼ」でした。一緒に行った友人は、上方落語を聴くのが初めてで、東京の落語とだいぶ違う雰囲気にすこし戸惑っていたみたいですが。私は、単純に笑わせてくれる上方落語のものも好きですね。三枝さんの「赤とんぼ」なんていうのは、涙を流して笑ってしまいました。ああ、すっきりした。先日、大阪に行ったときに前を通っただけだった本場の繁昌亭にぜひ行きたいと、思いました。

 明日は、いよいよ楽日で、新宿で鶴瓶さんの独演会です。



タグ:落語
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コメント 2

(V)^l^(V)

お~今日は鶴瓶さんですかっ!
チケットがすぐ完売してしまう公演ですよね。
良いですね~。
by (V)^l^(V) (2010-09-30 22:46) 

ポケタン

行ってきました。楽しかったです。
by ポケタン (2010-10-01 21:30) 

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